スパイス屋が作った南インド料理店、神谷町/虎ノ門にも負けてない絶品パロタの週末ティルネルヴェリ・バンケット・スペシャル@アムダスラビー(東京都江戸川区西葛西)
インド人の人口比率が高い街として有名な西葛西というと、江戸川区インド人会会長の店などインド人対応のお店が多く存在している。今年5月に初めて西葛西に降り立ち、レカおよびスパイスマジック・カルカッタ南口店を訪問。その時にメトロ西葛西駅からレカに向かう道すがら当店を発見し認知していたが、入り口付近の看板や歩道側の看板が旧店(当店が入居する前もインド料理店であったようだ)の看板の上にラフに貼り付けてあったり、看板に掲載されているメニューを見ても「どこが南インド家庭料理?」と思わざるを得ないようなものであったので、特に気にも留めなかった。その後メニュー構成などが変わったようで、フェイスブックのカレークラスタ系グループにおける投稿や東京在住カレーマニアのブログ等からの週末に南インド料理に特化したバッフェ(バイキング=食べ放題)「ティルネルヴェリ・バンケット・スペシャル」が開催されるようになったという情報により、その真相を確かめるべく今回は当日開催されていたスリランカフェスティバルに参加する前に当店アムダスラビーを訪問した。


店内は比較的落ち着いた雰囲気で、特にエコノミーなネパール系店などによく見られるようなビールや観光ポスター(なぜかインド料理店であってもネパール人が経営する店は必ずと言っていいほどサガルマータ=エベレストの横長ポスターが貼ってある)などが無造作にたくさん貼っていないところに良い印象を持った。
さて、入店すると入り口付近の4人掛けのテーブルに案内され、さっそくバイキングテーブルへ向かった。

この日の料理はチキン・チェティナード(チェンナイ風チキンカレー)、ミックスベジカレー、サンバル、ラッサム、チキンケバブフライ、ワダ、パロタ、ライス(日本米)、野菜サラダ、デザートのパヤサムという構成であった。各料理はホテルのバンケットで使用するような立派なチェーフィングディッシュに入れられており、なかなか豪華な感じ。



チキン・チェティナード、ミックスベジカレーは食べやすく、南インド料理に慣れてない方、日本風カレーライスしか食べたこと無い日本人にでも充分対応できるテイストであった。また具沢山なサンバルは、自分としては初めて食べるタイプで使用してる豆に何か特徴がありそう。ラッサムもガーリックやヒーングが利きすぎることなく、比較的優しい味であった。チキンケバブフライはたぶん賛否が分かれると思う。ビールに合いそうな、いわゆるスパイシーな「鶏のから揚げ」っぽいものであったが、自分的にはチキンペッパーフライみたいな料理の方が良かった。ワダは「揚げたて」でアラカルトで供されるようなレベル。サンバルに浸したり投入して「サンバルワダ」にして美味しくいただいた。

なお特筆すべきはパロタで、わざわざ「ティルネルヴェリ・パロタ」とネーミングするだけあって、当店としてもイチオシの料理なのだと思うが、自分が今まで食べたパロタの中で最高に美味しかった。同様な南インド料理バフェで有名な某神谷町/虎ノ門においてもパロタが供されているが、少し固めであり「パロタはぐちゃぐちゃっとして食べる方が美味しい」ということを知らない日本人等が多いためか、某ログのレヴュー等で「ナン(笑)が固くて美味しく無かった」とか「カレーは美味しいのにナン(笑)が美味しく無くて残念」とか見当違いのコメントをたまに見かけるが、当店のパロタは焼き方が絶妙(ある程度多めの油で「揚げ焼き」みたいにした方が焼き目も綺麗で美味しく焼ける)で「ぐちゃぐちゃ」っとしなくても充分美味しくいただける。もちろん「ぐちゃぐちゃ」っとして食べた方が美味しいのだけれども。

食事をしているとオーナーのマリアッパンさん(レカの正面辺りにあるインド食材店のオーナー)が店に入ってこられ、食事をほぼ終える頃に少し話をしたが、料理の提供方法や味について、いろいろ試行錯誤しているようであった。そして「ティルネルヴェリ・バンケット・スペシャル」について感想を聞かれたので、パロタとサンバルが抜群に美味しいこととデザートのパヤサムが予想外に(インドスイーツとしては)甘くなかったなどお伝えした。しかしオーナーさんはとても意欲的で、料理やサービス、オペレーションなど改善していこうという意欲を持っていることがよく分かったので、今後さらに素晴らしく良いものになっていくに違いない。

以上の理由により、自分にとって上京時に訪問すべき店、他の関西系マニア諸氏に推薦できる店のひとつに加わったことは言うまでもない。



店内は比較的落ち着いた雰囲気で、特にエコノミーなネパール系店などによく見られるようなビールや観光ポスター(なぜかインド料理店であってもネパール人が経営する店は必ずと言っていいほどサガルマータ=エベレストの横長ポスターが貼ってある)などが無造作にたくさん貼っていないところに良い印象を持った。
さて、入店すると入り口付近の4人掛けのテーブルに案内され、さっそくバイキングテーブルへ向かった。

この日の料理はチキン・チェティナード(チェンナイ風チキンカレー)、ミックスベジカレー、サンバル、ラッサム、チキンケバブフライ、ワダ、パロタ、ライス(日本米)、野菜サラダ、デザートのパヤサムという構成であった。各料理はホテルのバンケットで使用するような立派なチェーフィングディッシュに入れられており、なかなか豪華な感じ。



チキン・チェティナード、ミックスベジカレーは食べやすく、南インド料理に慣れてない方、日本風カレーライスしか食べたこと無い日本人にでも充分対応できるテイストであった。また具沢山なサンバルは、自分としては初めて食べるタイプで使用してる豆に何か特徴がありそう。ラッサムもガーリックやヒーングが利きすぎることなく、比較的優しい味であった。チキンケバブフライはたぶん賛否が分かれると思う。ビールに合いそうな、いわゆるスパイシーな「鶏のから揚げ」っぽいものであったが、自分的にはチキンペッパーフライみたいな料理の方が良かった。ワダは「揚げたて」でアラカルトで供されるようなレベル。サンバルに浸したり投入して「サンバルワダ」にして美味しくいただいた。

なお特筆すべきはパロタで、わざわざ「ティルネルヴェリ・パロタ」とネーミングするだけあって、当店としてもイチオシの料理なのだと思うが、自分が今まで食べたパロタの中で最高に美味しかった。同様な南インド料理バフェで有名な某神谷町/虎ノ門においてもパロタが供されているが、少し固めであり「パロタはぐちゃぐちゃっとして食べる方が美味しい」ということを知らない日本人等が多いためか、某ログのレヴュー等で「ナン(笑)が固くて美味しく無かった」とか「カレーは美味しいのにナン(笑)が美味しく無くて残念」とか見当違いのコメントをたまに見かけるが、当店のパロタは焼き方が絶妙(ある程度多めの油で「揚げ焼き」みたいにした方が焼き目も綺麗で美味しく焼ける)で「ぐちゃぐちゃ」っとしなくても充分美味しくいただける。もちろん「ぐちゃぐちゃ」っとして食べた方が美味しいのだけれども。

食事をしているとオーナーのマリアッパンさん(レカの正面辺りにあるインド食材店のオーナー)が店に入ってこられ、食事をほぼ終える頃に少し話をしたが、料理の提供方法や味について、いろいろ試行錯誤しているようであった。そして「ティルネルヴェリ・バンケット・スペシャル」について感想を聞かれたので、パロタとサンバルが抜群に美味しいこととデザートのパヤサムが予想外に(インドスイーツとしては)甘くなかったなどお伝えした。しかしオーナーさんはとても意欲的で、料理やサービス、オペレーションなど改善していこうという意欲を持っていることがよく分かったので、今後さらに素晴らしく良いものになっていくに違いない。

以上の理由により、自分にとって上京時に訪問すべき店、他の関西系マニア諸氏に推薦できる店のひとつに加わったことは言うまでもない。

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