座敷でいただくシンプルなダルバート@ヒマラヤ(京都、河原町三条)

代休を取ったので、平日に京都を訪れた。

京都河原町(賀茂川あたりまでを含む)~寺町、三条~四条あたりは意外とインド系の料理店が多く、老舗である寺町のアショカや南インド料理も供する三条ケララ、京都アジャンタ系のエローラの他、ネパール系はヤク&イエティ、当店、そして某巨大チェーン店系など数店舗あり、それぞれの個性を際立たせて営業しておられるが、この地域においては、たとえば数年前に三条あたりに新規出店した石川県発祥のインド料理チェーン店「シャルマ」が短期間で撤退したり、開業後数年間頑張ってこられた同じ三条の「スジャータ」が閉店したことからも分かるように、同業店過多による過当競争に加えて、景気の減退や消費税増税等による可処分所得の減少などにより一般消費者の消費マインドが低下していることや2011年3月11日に発生した東日本大震災により一般市民の生活の様式が変わり、内食・中食が増加したこと等による外食機会の減少などによりインド系料理店だけでなく飲食業界自体、一部を除いて多くのお店の経営環境は厳しくなっている。

さて当店ヒマラヤは河原町三河原町通り沿い「本能寺」と河原町通りの間、店が入居するビルの前はバス停というなかなかの好立地ではあるが、店はビルの6階にあり、店の存在を知らしめるものはビルの正面に設置されたメニュー看板だけでなかなか認知されることは難しいという印象である。

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かくいう私自身もこのあたりでインド料理などというと当店すぐ南側にある「ケララ」しか思いつかなかったが、ある時に当店のメニュー看板を発見してこのビルの6階に当店があることを認知した次第。しかもランチメニューを見ると特に特徴の無いどこにでもありそうなカレー&ナーン的なものであること、インド・ネパール系店で「ヒマラヤ」というと中華料理店における「来々軒」的なベタな店名であったので、特に印象に残らず(個人的に「ヒマラヤ」という店名で特別に美味しい、行ってみたいとうイメージが湧かない)ので放置していた。

しかし何か調べ物をしていた時にランチタイムにシンプルなダルバートがいただけると知り、今回、思い切って訪問してみることにした。

店にはエレベーターに乗って6階まで上がるようになっているが、エレベーターの扉が開いたらダイレクトで店内となっていて驚いた。

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比較的早い時間帯であったので、店内にはネパール人のコックさん一人。客席はカウンター席数席を除いて全て座敷席で、店内に入ったところで靴を脱ぐようになっている(スリッパ等は無し)。フロアの南北に分かれて数席足の低いテーブルがあり、ネパール・チベットっぽい座布団やクッション等が置かれている。基本的に1テーブル4人掛けみたいであった。そして席にあぐらをかいて座り、ランチタイムメニュー表を拝見したところ、よくあるナーン&カレーというインド系のターリー2種の他、ネパール定食ダルバートっぽいノンベジ(マトンセット)、ベジのセットなどが掲載されていた。ノンベジのマトンセットが一番良さげであったが、1,200円税込とCP的に良くない印象であったので当初の予定通りシンプルな「ダルバートセット」700円税込をオーダーしようとしたところメニュー表に発見することができなかった。もしかしてオーダーする人がいないのでもう提供を止めたのかとも思ったが、メニュー表をよく見ると当メニューについては裏に地味に手書きの紙が貼りつけてあったのでそれを指さしてオーダーさせていただいた。

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席に運ばれてきたダルバートセットは、ダールとアルコアチャール(しっとり漬物タイプでは無くて、どちらかというとドライなタルカリタイプであった。良く見ると小さなニンジンやキュウリも入っていたのでミックスアチャール?)とバート(ごはん)というシンプルなもの。ダールをバートに掛けてアルコアチャールを混ぜていただいたが、ダールについては仕上げにクミンをタルカする際に加熱しすぎており、少し苦みが出ていたのが残念。またアルコ(ミックス)アチャールも仕上げ段階でチリとメティをタルカする際に加熱しすぎており、メティの焦げた苦みが強く出ていたのも残念であった。

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総合すると、まず店舗の立地・構造上仕方ないことなのだけれど「店の顔」というものがビル前に置いてあるメニュー看板だけでなかなかこの店のイメージが湧かないこと、「ヒマラヤ」というどこにでもありそうな(実際ある)ベタな店名、店に入るのにエレベーターで6階に上がらなければいけないこと、店に入るのに靴を脱ぐというのはお客さんから見て抵抗があること(特に冬場のブーツ女子)に加えて客席がほぼ座敷席のみであり(座敷席は店の良い雰囲気作りに資していると思うが)、足腰に不安がある方、スラックスに変な型がつくのが嫌な方、スカートの女性などは抵抗感を強く持ち敬遠したい形態であると思われることなどから、この地域で数あるインド・ネパール系料理店の中からわざわざ当店を選ぶという選択はなかなか出てこないと思う。

このような多くの抵抗要因があったとしても、近隣同業他店と比較して飛び抜けた強みを持つ店であれば問題ないと思うけれど・・・

メニュー等を拝見させていただく限り、店の強みは同業他店と比較してビールの他、カクテルなどアルコール飲料の種類が豊富で、お酒に合うネパール料理やチベット料理のアラカルトが豊富なことなどから、パーティーや宴会等に向いているという部分であるし、店自身のアピールポイントも正にその部分となっている。であるからか、ランチタイムの営業について、あまり力を入れてないのではないかという印象を持った。


ヒマラヤ



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Author:みつお★
自転車(主にロードバイク、時々折りたたみ)のこととエスニック料理(主にインド、パキスタン、ネパール)食べ歩きの記録です。勤務地が兵庫県西宮市なので、平日は西宮界隈、休日は大阪、神戸方面が多いです。時々関東方面もあり。

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