インド料理VARUN(尼崎市 立花)はクスム本場家庭料理の姉妹店

「インドのお母さん」が作る北インド家庭料理の最高峰「クスム」。このマニアックな店の姉妹店が意外にも尼崎のJR立花駅前、立花ジョイタウン地下にオープンしたという情報を得て、平日の夜に訪問しました(通勤経路でありJRの定期も持っているため気軽に行ける)。
 

 
 
 
以前この場所には「ヒマラヤ」という大変リーズナブルでいろんな意味突っ込み所満載なネパール人経営のインド・ネパール料理店が2年ほど営業されていたが閉店し、その後を継いて居抜きでオープンしたインド料理店アンクールも2カ月で閉店したといういわくつきの場所。
そもそも立花という地域性から高級な店は無理(まさにアンクールが閉店した理由)、リーズナブルであったヒマラヤも、ちょうど店の隣が激安で人気の中華料理店で、まともに価格競争をしたものの、飲食不況ということもあり、耐えられずに閉店している。
 
さて店に入ると予想通り神戸北野にあった(今年7月末閉店)クスムの姉妹店「ティワリ」を任されていたプリンス君がおられた。もしかしたらコックさんもティワリにおられた方かもしれない。店内はヒマラヤの時は笑ってしまうくらい酷かったが、アンクールのオープン時に改装して内装がきれいになっている。テーブル上のランチョンマットもクスムで見慣れたパターンである。
 

 
 
席について、1,000円のベジ・ディナーセットをオーダーした。
しばらくすると、見慣れた顔のインド人が店に入ってきた。いつもクスムやIPSの店番をしていたシュクラ氏であった!
私の顔をみて驚いたような声を出して近寄ってきてガッチリ握手した。実はこのシュクラ氏、プリンス君の父親である。
今回の店移転に至るまでの経緯については、お互い言葉がうまく通じず(日本語・英語・ヒンディー語のMIX)よく分からなかったが、思ったより家賃が安いので、ティワリより採算がとれるといった計算があった上でのことだと思う。
 

 
 
 
シュクラ氏と話し込んでいると料理が運ばれてきた。
 
 


カレーは少しリッチなダルとソイミート(ベジタブルコフタ?)を使ったような玉ねぎ多めのグレービーによるものの2種であった。その他小さいサイズの野菜サラダとミニイエローライス、サモサ、ナンといった構成。
カレーは油少な目の家庭料理的なレシピに感じた。派手さが無いので、一般客の受けは良くないかもしれない。このあたりはティワリ同じ。なおベジターリーではあるけれど、カレーはチキンでもOKとのこと。
ナンはまさしくティワリと同じもの。外はパリッとしているが、かなり重めの食感である。最近インド・ネパール料理店などで人気のナンは「外はパリっとしたもっちりやわらかタイプ」であるので、これも一般客に対して良い印象を与えないかもしれない。
 
 
プリンス君にもこのことを話したが、お客さんの要望を聞いて、少しずつ修正をしていってるとのこと。神戸のお客さんとは嗜好がかなり違って、少し戸惑っているようであった(まあ当然ですけどね)。
まず辛さについて、当初は神戸で出してたのと同じくらいにしていたそうだが、お客さんが辛いというので、いまはマイルドにしているとのこと。辛さについてはテーブルに設置されているチリパウダーで調整できるようになっている。
それと、このお店はナン以外にチャパティ(クスムのレシピと同じみたい)やクルチャなど結構豊富にラインナップしているが、みんなナンしか注文しないことにも驚いていた(たぶんナン以外は見たことも食べたことも無いと思う)。
 
メニューブックを見ながらそういう話をしていたところで、たとえばパニプリとかのチャート類や南インドのティファン(軽食)はできないの?(クスムでは予約のみではあるが対応できる)と聞いてみたところ、意外にも予約してもらえればできるとのこと!またメニューブックに掲載されているビリヤニは簡易な「タワ・ビリヤニ」だけれど、これまた予約で本格的な「ダム・ビリヤニ」もできるとのこと!メニューに無いカレーもできるよとのことでした。
結局、こちらのお店のコックさんは、インド各地の料理を作るスキルがある(たとえばベンガルの魚カレーやグジャラートの甘いダルなど)けれど、一般の日本人客はそんな料理は分からないので、分かりやすいチキンやマトン、エビなど日本でポピュラーなものしか掲載してないらしい。

シュクラ氏から「この店でパーティーやってほしい」とも言われたので、その辺のところはまた近々プリンス君と相談することとなった。

 

 
 
オープン後1ヶ月経過した時点での訪問となったが、話を聞く限り、そんなにお客さんが入っているという感じではなかった。今後しばらくはこのロケーションではなかなかお客さんが来ないと考えられることと、近隣に一般受けしやすい料理をラインナップした人気インド・ネパール料理店インドラ・ディップがあるため、かなり苦しい展開が予想される。
しかし過去に閉店した店のコンセプトから考えると「高級店はダメ」「価格競争に走って、安かろう、不味かろうはダメ」なのは明らか。しかし近隣人気店より「本格的」(本当のインド料理という意味)であるので、地域のお客さんに合わせつつも、「実は本当のインド料理がリーズナブルにいただける店」というところをアピールしていけば、交通の便も良いので案外少し離れたところからも集客できるのではないか。マニアな人たちにとって、クスムの姉妹店というのはかなりインパクトが強いので。
今後そのあたりバランスをどのようにとっていき、店コンセプトを確立していくのか?しばらく見守ってみようと思う。
 


 
 
 
インド料理VARUN
兵庫県尼崎市七松町1-1 立花ジョイタウンB1F
 
 
 
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みつお★

Author:みつお★
自転車(主にロードバイク、時々折りたたみ)のこととエスニック料理(主にインド、パキスタン、ネパール)食べ歩きの記録です。勤務地が兵庫県西宮市なので、平日は西宮界隈、休日は大阪、神戸方面が多いです。時々関東方面もあり。

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